いやはや・・・なんてこったスカイダイビング!
これから会う人ごとに薦めさせてもらうことでしょう!w
スカイダイビングをする。
— Kabir(カビール) (@Kabir1218) 2017年4月21日
ぞ。
このつぶやきで腹を据えた。
まぁずっーと前から一度はやりたいというか、やらねばと思っていたものの、近いようで遠いスカイダイビングだった。
よくある「この身体があるうちにやっておこう」シリーズのひとつとして決行した。
結果・・・大正解でした♪
今回はタンデムといってインストラクターと一緒に飛んできました・・・今後一人で飛ぼぶことはあるのだろうか?・・・はさておき。
飛ぶ決意自体は揺るがなかったので、楽しみであったけれども、恐怖は色々とあれやこれやと寸前までやってきていた。
基本的なパラシュート開かなかったら?とか、インストラクターとのカラビナが外れたら?から、う◯ちもれたら?とかまでw
だって飛行機がちょっと揺れただけで恐怖はやってくるんだもの。
それを身体一貫で飛ぼうってんだから怖くないはずがない。
しかし、結論から先に言うと・・・・
恐怖のきょの字もないのであった!
終わったあと最初に出た言葉は「すっごい!」だった。
恐怖は基本的に知らないものへの無知から来るものだし、マインドの中だけ、ということは理屈でわかっていたけれども、これほど明確に見せてくれるとは思わなかった。
このダイブには一人で行きたかった。一応一人友人を誘ったけど、断ってくれて今思うとよかった。
なぜかというと、始まる前の恐怖から飛んでる時に至るまで、誰とも始まる前に恐怖のシェアをしたりして恐怖を薄めたりしたくなかったし、おしゃべりにエネルギーを使いたくなかった、終わったあとの喜びやら何が出てくるかわからないものたちを感じてみたかったわけです。
さて、やはりどこかで緊張していたのか、当日は6時前に目が覚めてしまうも、埼玉の川越あたりまで行く。
到着後受付をし、誓約書を記入し、印鑑を押し(死んだらなんちゃらだと思うけどよく読まなかったw)簡単な(本当に簡単な)インストラクションを一緒に飛んでくれるインストラクターがしてくれる。
飛行の時間まで待機する間、一緒に単独で飛ぶ人から上で手をつなごうと言われ、よく動画とかで見る輪になったりするやつかと、そんな初めての奴が出来るのか?と思うも、面白そうなので申し出た。
全部で10人くらい(単独の人やタンデムの人)で飛ぶようでみんな着替えを終えセスナ出発待ちである。
いよいよ時間が来ると、みんなでセスナへと乗り込む「じゃ最初の方に飛びますので後ろの方に乗ります」とか言われ「うわー降り口のそばかー最初に飛ぶのかー」と一瞬ひるむ。
そしてセスナは出発し、上空高度1200フィート!(高さ3700m)まで上がって行く。
経験者たちはやはり余裕で談笑していたが、さすがに目標地点までそろそろってなると、ざわつき始め、緊張の顔へと変わって行く。
それを見るとさすがにこっちも緊張してしまうなか、ゴーグルをつけたり、ベルトをしめたり、タンデムの場合はインストラクターが全部やってくれるのでお任せモード。
そして、いよいよ、3700m地点に到着し平行飛行になると降り口の扉を開ける・・・もう街は米粒だし、雲の上だし、着地点の確認なのか、最初に飛ぶ人が下をのぞき込むごとにゴッーーーゴッーーー爆音は出るわで、否が応でもテンションは上がって行く。
そしていよいよカウントダウンが始まる。
うゎー思わず「うぉーーーーーーーーー」と叫ぶ
ひとり目のジャンパーが立ち上がり出口に近づき・・・・
自らのタイミングで落ちて行く・・・・
弾丸である・・・
落ちると同時に(なんていうのか、ボールのようなものが投げ出されて空に吸い込まれるがごとく下にびゅーーーーーっと落ちてゆくのだ)一瞬にして小さくなって行く。よくテレビとかで落ちて行くシーンがあるけどあのまんまだった。
なんてたって200キロ!だそうだ・・・なんてこった。
僕は4番手だったのでビビってる時間などない。
インストラクターが「じゃ前へ進んでドアの縁から足を降ろしてください」っていうんだけど、この瞬間がまじ一番怖かった・・・・
で足を降ろして足で風圧を感じた数秒後・・・・
インストラクターが何を言うでもなく、押し落とした・・・
うぁひゃうゃーーーーーーーーーーーっ
まさにうひゃーーーだ。
弾丸のように落ち始めの数秒間の記憶はない。
(終わったあと調べたのたけど下降後数秒間は圧がかかるもその後の下降スピードは安定する)
なのでその数秒後意識が戻ってくるように今ここに戻ると・・・
もうそこには・・・・本当にびっくり(したけど)するくらいの・・・・
恐怖も、時間も、高さも、何もない世界だった!
ただただ落ちて行ってるだった!
わぉ!わぉ!の連続である。
正確には最上級の「うわーぉ!」だ。
多分ものすっごい早さで落ちて行ってるのだろうけれども、全く、本当に全くとはこのことを言うのかくらいスピードを感じないし、冷静に街なんて見てるわけです。
手をつなごうって言ってくれたジャンパーが近くに寄ってきても、もう僕はすでに手をつなごうとする事への興味は薄れており、自分の体感の観察に忙しく楽しんでいた。
そりゃそうだ、せっかくのこのチャンスを手を繋ごうなんてことに意識を持って行かれてしまってはせっかくの自分の感覚を見ることが台無しになってしまう(終了後そのジャンパーから手つなぐって言ってたのにつながなかったじゃんと言われるw)
雲を通り抜けたり、わーーぉ!すっげーーーーーーーー!なんて声なき雄叫びを放ちながら、何秒か何分か経ってるのなわからないけど、パラシュートが開く・・・・ちょっとした衝撃が走り、今度は体勢が横(エビぞり)から縦になる。
ここでもまだスピード感、降りている感がなく、じんわり空間を下へ移動しているとしか思えないくらいの感覚なのである。パラシュートを開いた状態でもかなり早いスピードで降りているはずである。
方向を変えようとすると、旋回したりするんだけど、そのときに若干の恐怖を感じると同時に、耳の痛みやめまいなど不快なものも感じる、ものの、まだ感動が上回っている。
そしてゆっくりと地面が近づいて来て(そこそこのスピードです)着地して終了。
終わってからインストラクターに感謝を込めて熱くありがとうを伝えるも、インストラクターはそっけなく淡々と片付けを始めるわけでした。そりゃそうだ、こんな初めてのやつらを何百人やってんだもんね。
そして事務所へ戻り、着替えて終了ってわけです。
これで死んだら後悔がひとつが無くなった・・・笑
たった全行程30分の短い旅ですが、猛烈におススメします♪
へたなセラピーを何度も受けるよりよっぽどいい。一発だ。
いろいろなものへ感謝。