何か除菌洗剤の宣伝みたいなタイトルですが・・・笑
「触れる」について・・・
「触れる」は親密の鍵でもあり嫌悪の種でもあります。
昨日の続きです・・・
タントラでは呼吸やダンスを用いて、気づきや自己解放や内観をしていきます。
その中の一つに「触れる」もあります。
多くの場合人に触れるということに慣れている様で慣れていません。
ときに恐れに繋がることがあります。
壊してしまわないだろうか?
痛くないだろうか?
不快ではないだろうか?
そんなこと気にしながら触れていたら気持ち良くありません。
逆に「気持ちいいだろう〜?」ってのも気持ち悪いです。(こっちの方が多いし、タチが悪い)
それを一度脇に起き、「今ここ」に戻ります。
「今ここ」とはニュートラルな状態に戻ります。
と簡単に書きますがこれはある程度年月が必要でしょう。
人に触れる仕事のマッサージ師がすぐには上達しない様に。
普段赤ちゃんを抱く時の様に繊細に他者に触れるということを意識しているでしょうか?「今ここ」が繊細さにも繋がりえます。
「触れる」にはいくつかの効果があります・・・
癒しや親密さを育てることや、自分自身や他者への許しや、官能性の発見など、静寂を感じること(一人でも、ペアとでも)触れるということから得られる効果なんです。
と書いても?だと思いますのでもう少し詳しく後ほど・・・
その前に・・・
タントラワークではペアで行うエクササイズが多くあります。
男女問わずペアを組んでワークをする事が多々あります。他者を鏡として使わせてもらいます。
グループ中「誰でもいいのでペアを組んでください」とナビゲートするとします、そうすると、まず第1波がやって来ます。
目の前に現れた人が「怖い」「あっち人がよかった」「タイプじゃない」「なんかヤダ」「すごくいい」「良すぎて緊張する」など様々な反応が起こってきます。
たったペアを選ぶだけなのに、投影・ジャッジメント・拒絶、競争、期待、喜び、緊張、色々と観るべきことは実はたくさん起こります。
まだ何もワークは始まっていないにも関わらず”ワーク”はもう始まっています。
これはワークやエクササイスをする際に限らず、お茶やご飯を食べていたりするときにも起こります。
なのでタントラライフは休憩時間もワークだったりします。
さて、話は「触れる」に戻ります。
触れるというエクササイズや瞑想を始めるときに、いきなり他者には触れません。
まず自分に戻ります。まず呼吸や身体を動かすなどして、エネルギーを思考から身体へ動かして行きます。
そうしないと思考から他者に向かってしまうからです。
思考は非常に賢いので「こうしなければ」とか「こうしよう」というアイデアだったり、自然の流れに任せることを阻害させてしまいます。
とはいえ習慣から、呼吸を意識しても、身体を意識しても、思考から向かってしまう人は多くいます。
そういう時は何度もなんども呼吸と体に戻すガイドをします。
外側=ペアを組んだ人が誰であれ、どーであれ、または自分が抵抗していたり、自分が相手に期待しているかもしれない、それでもまず自分に戻って行きます。
この抵抗に実は多くのギフトを含んでいます・・・この話はまた今度。
我々は他者から良くも悪くもたくさんの影響を受けます。
人の多くはまず外見で判断しますし、感謝もするし非難もします。
人は相反のことをします。
しかしエネルギーレベルで出会ったときに外見という仮面は外れます。
これは相手は関係なく、自分の仮面が外れます。
そのときには男女とか上下とか、そういった枠が壊されることに気づくと思います。
タントラという意味は「縦糸と横糸を繋ぐ」という意味からもわかります。
そうすると何が起こるか?
どうやら愛だけが残る様です。その先に祈りがあります。
みんな愛を求めているのに愛にたどり着けないという鍵がここにある気がしています。
何かをしてあげようかと、人を喜ばせよう、ヒーリングしてあげよう、そういったことを始めたとたん、タントラにおいては「何か」を逃してしまいます。
良かれが悪かれになってしまうのです。
なぜならまず「自分」が癒え、「自分」を愛していくことがタントラのプロセスだからです。
自分を愛せないと人を愛せないという原則があります。
この「触れる」においては一番のポイントと理解してほしいところは、なんであれ「自分が感じている」ということを受容、自覚することです。そうしてはじめて、他者との交流が起こるのです。
なのでタントラライフではまずは自分から始めるということをなんども強調します。
自分が広がると同時に、人と共にいても広がれる自分を発見する「練習=トレーニング」にいらしてください。
イベント情報は以下からご覧ください。
http://www.tantralife.jp/category/event/
そうしたら「触れる」という秘密が明かされるかもしれません。
LOVE