一般的に(どこの一般かは別にして)人間の身体は右側は男性性と左側は女性性と言われてします。
しかし、ところ変われば品変わるで、左が男性性、右が女性性なんてのもあったりで、流派によって違う、向かうところは同じとて、仏教とイスラムが違うよう、人間というエゴが存在する以上、違いは作られる。
個人的には右男左女で習ったのでそれを僕は概念として使っています。
でも、真は右とか左とかではなく自分の中心(自分の体験)にあると思っています。
なので頑固に流派による、右左の取り決めに、頑なに従わないようにとは心がけてはいます。
他にも、右手は与える手で、左は受け取る手なんて言い方もあったりもしますし、右で絵を見て左で文を見よなんてのもあります。
右脳は感覚、左は言葉を司り、左脳に障害が出ると言葉が出なくなり右麻痺になります。
この左右に関しては色々とありますね。
このジレンマが男性女性のジレンマにもつながるし、同時に神秘にもつながりますね。
さて・・・タントラのワークでも、左右は時々使います。
エクササイズによっては左目を見るように、ガイドしたりします。
ところで・・・この目に関しては厳密には左右という概念は当てはまらないんだそうです。
目は不思議な器官です。
人間のエネルギーのほとんが目から出入りすると言うほど目は物を言います。
目は対象物が入って来たらレンズ(水晶体)を通し、上下左右が逆で網膜に映り、それが脳に信号として伝わります。
4分割のようにされて網膜には左右半分映る仕組みになっているそうです。
なので視覚情報は左右脳どちらも処理するんだそうです。
ちとややこしいので図で見るとこん感じだそうです。
*専門ではないので誤りがあるかもしれません、あくまでも個人的意見と参考文献とご理解ください。
そんな専門的なことはさておきまして・・・
先日広島のワークの中で左目を見てくださいというガイドを行いました。
左目は受容の目と言われており、見やすさや、ノンジャッジ、親密さ、安心感、など、人によって感じるかもしれません。
そして参加者の男性からこんな感想をもらいました。
抜粋させていただきましたが・・・
お互い向き合ってハグなり、身体に触れ合いながら、お互いの目を見つめ続けたら、どういうことが起こるのだろう? でした。
左目を見つめて相手と繋がるという感覚が、正直なところワークの時には分からなかったので、もしかしたらそこで分かるのかな?と安直な考えですが思いました。しかし相手がいないので、確かめる術がないですが・・・。
それから後日、身体的に変わったことは、骨盤近くの普段は動かない背骨の根元の部分が動くようになっていました。
ぜひ試していただきたい事例です。
見つめ合っていたらどうなったのか?どうなるのか?
少なくとも3回くらい意識的に行うと何かしらの答えが出ると思います(3回の法則)
こうして人を介してタントラでは自分を探求していきます。
左目を見つめ合ったらどうなるんだろう?と言う探究心が人と人を結びつけるかもしれないし、その実験では全く何も得れないかもしれないし、期待以上のものが来るかもしれないし、最悪の体験しかないかもしれない。
それもこれも自身の体験いかんによります。
左目はきっかけかもしれず、そんな小さな発露を見逃さず探していくことで、それを発見したとき、大げさでなく人生が変わっていきます。
だから瞑想は面白いし、怖いのです。
変わっちゃうから。
「知りたい!」という熱が自分を変化させてくれますし、自分を動かしてくれます。
しかし、注意しなければいけないことは自分の欲望を満たすために人を利用しないこと。
そこは要観察で、よーーーく観察です。
愛は失敗するからいいとよく言います。
失敗しないと愛は学べない。
とは言え無駄な失敗は必要ありません。
日々の失敗にYESを。