美は内にもあるし、外にもある。
映画監督の紀理谷さんがこんなツイートをしていて、これはまさにのまさにである。
ルーブルは比喩として、もうそれこそいろんな場面で起こりうるというか、ほとんどこれじゃないかな?観光地とか、ブランド物を持つとか・・・
見回せば美に溢れている日常に気づかず、人は一番有名とされるルーブル美術館を目指し、その中に無数にある素晴らしい絵画の前を素通りして一番有名とされるモナリザを目指す。そしてたどり着いたらその美と対峙する事すらなく「モナリザの前に立っている自分」を自撮りし、世の羨望を求めようとする。
— KIRIYA 紀里谷和明 (@kazuaki_kiriya)
結局そこを抜け出れる人はなかなかいない。
集合意識や無意識も絡むから。
みーんな自分大好きだもの。
でも心得ていたい。
美を見て美を見ない状態ではいけないし、もののけ姫でアシタカがエボシに言った「真のまなこで見定める」とこの美学を忘れてはならないなと思う。
もののけ姫の映画のテーマは「生きる」である。
生きるに通ずるのである。
エボシは豊かかもしれないけれど、いかに多くを失っているか。
美は多分商売とは関係ないものなんだと思う。
愛と関係性が違うように。
勘違いもあるだろう。
思い込みもあるだろう。
投影もあるだろう。
そんな浅はかさが自分にあることに常にはむりだけど、気づいていたい。