この瞑想法は少し難しいかもしれません。
でも広がっていく感覚は家だろうと、外だろうと、みんなと一緒だろうと、一人だろうと、誰かに教わらずとも、自然ときっと掴んでいるはずなんです。ただそれをもう少し広げていこうという瞑想法です。
広い公園に行った時呼吸が広がる感覚
愛しいものに触れた時ハートが広がる感覚
海に行った時身体全体が開いてもいいんだって許せる感覚
人それぞれの感覚で
あらゆる方向へ
壁を作らず
広がって行きましょう!
この瞑想法を理解するために、OSHOが話したことをご紹介します。
こんな風に言っています。
タントラやヨガによると、人間の狭さこそが問題だ。あなたは自分自身をあまりに狭くしているから、常に束縛されているように感じる。
その束縛は、他でもない、自分自身のマインドに由来している。
危険を恐れて、境界線を作り、周りに大きな壁をめぐらす。
すると大空は閉じられてしまう。
そしてあなたは苦しむ。
そして「大空はどこだ?」と言う。
また「自由が欲しい、自由に行動したい」と言う。
でもその境界線を作りだしたのは自分だ。
だからまずこの技法を実践する前に、まずはこれを思い出すといい。
さもないと実践は不可能だ。
境界線がそのままだったら実践はできない。
境界線づくりをやめない限り、この技法の感覚つかめないし、実践もできない。
壁がなければ、もう既に、自分が諸方へ広がっていくことが感じられる。
もはやあなたは終点はない、始点は『ハート』であり、終点はどこにもない。
中心はあるが、表面はない。
表面はどんどん広がっていく
全空間がそれによって包まれる。
星々はその中で動く。
いくつもの地球がその中で生まれ、消滅する。
惑星がその中で昇り、沈む、宇宙全体があなたの表面となる。
この広大さの中、どこにあなたのエゴがあるのだろう。
この広大さの中、どこにあなたの苦悩があるのだろう。
誰もそれぞれに、自分のまわりに宮殿を作り上げ、何も入れまいとしている。
そうすれば平安に生きられると思っている。
でもそれでは死んでいる。
平安は、生きているものしか起こらない。
平安は死物ではない。
要はあくまでも生きることだ。
危険に生き、無防備で開放的に生きる。
そうすれば、あらゆるものが、あなたに起こってくる。
その起こるに任せるのだ。
それが起これば起こるほど、あなたは豊かになる。
そうすればこの技法ができるようになる。、そうすればこの技法は実に容易になる。
実践する必要もないくらいだ。
ただ考えるだけで、あなたは全空間に広がる。
【HOW to】
以下のように瞑想法を理解するだけでもいい瞑想となりえます。
この瞑想法用のCDもあります(下でご紹介しています)
ステージ1:
目を閉じて、静かに座ります。自分が作った、自分の周りにある、境界線をイメージし、それを解き放たれるようにイメージします。そして人生は不完全で、常に変化し、予測不可能であり、死は万人に訪れ、実は「不安というのは自由なのだ」と言うことを理解し、その感覚を内側へ持っていきます。
ステージ2:
立ちあがり目を閉じて、拡張感を感じ、腕を柔らかく自由に動かします。
ハートの中心から始まり、あたかも空の下や、風や雨の中、存在の広大さの一部であるかのように、あらゆる方向に広がっていくのをイメージしましょう。
境界が無くなった時の活気を感じてみましょう。
あなたはハートから始まり、どこまでも終わりません。
ステージ3:
どこまでも広がる自分を感じて踊ります。(あらかじめ踊れる曲を用意しておくのもいいでしょう)
終わるポイントがないこと、あなたは単にハートで始まり、どこでも終わりがないこと。
あなたには中心がありますが「周辺」はありません。
「周辺」は拡大し続け、空間全体がそれに囲まれ、星がその中を動き、地球が生まれて溶解し、惑星が生まれてセットされて行きます。 宇宙全体があなたの周辺になっていくことでしょう。
この瞑想法用に作られたアクティブ瞑想CDがあります。
誘導CDではないので、初めは難しいかもしれませんが、近いうちコロナが明けたらご一緒に瞑想しましょう。
では楽しんでください。