「何もしないで!」「動かないで!」って言うと緊張を生み出すね。
それは裏に動きたいという衝動があるからですね。
それを逆から見て「動かないことはくつろぐことだ」とイメージします。
動かないとて、僕ら人間の内臓はきちんと動いているし、思考の活動も止まりません。
だから動かないってことをもし完璧にやろうとすると、それは「死」なので意味がありません。
だから「動かないレッスン」を緊張を伴わず行う。
これタントラのレッスンの一つでもあるんです。
先日アップしました、家でするタントラメディテーション・シリーズのVOL.1で紹介しました、ストップ・メディテーションというのがあります。その応用編(カップル編)を今日はご紹介します♪
カップルにおいて、特にセックスにおいては、出会った当初はパッション(情熱)があって、とてもロマンティック(たとえそれが超マインド的だとしても)で、エキサイト(与え合って)して・・・でも・・・でも・・・いつの間にやら、同じことの繰り返しで、ただお互いに発散だけをする行為に、ゆっくりゆっくり真綿が締まるように、なって行き、ついには、いつの間にやらただお互いがお互いの身体を借りてるだけとなってしまって、でも、それはそれでいいのだけれども、でも〜〜〜〜という声が僕の耳にもよく届きます。
でもでも病です。
ちなみにでもって後に続くのは思考(マインド)ですからね。
つまり考えていて(または思考停止して)動けていないってことです。
こんな熱い時期があったのに・・・って嘆いたところで戻れませんが、戻る必要もありません。
ただこういう性の問題はオープンに話せる人が僕の耳に届けてくれるだけであり、かなり多くのカップルがここでスタック(行き詰まり)している風に感じます。
これはカップルであれば1度は通る道かもしれません。でも。。。
人間なので恒常性を保つという意味で正常な働きなのでしょうが、タントラおいて見方が少し違います。
タントリックな行為やセックスというのはあるコツを掴むと毎回のセックスに限りませんが、何かをするという行為が同じことは起こりにくくなります、なぜならタントラにおいて『流れ』を感じ、『流れていく』ことに『寛ぐ』からです→この話はまた別の機会に♪
さて、ではどうやるか・・・とってもシンプルです。
【HOW TO】
いつ?:
いつでも
どこで?:
出来たら横になれるところが良いでしょう。
ただ普段寝ているベットでもいいのですが、ベットは通常”寝る床”なので何かリフレッシュさが必要となります。
シーツを整えるは当たり前として、デコレーションをするとか、いつもとは違うシーツにするとか、お香を焚く、キャンドルを灯す、などタントリックなムードを作りましょう。これも一般的に女性がするとされてしまっていますが、そんな常識タントラにはありません。男性もぜひやってみましょう!日を変え交互にしてみたらいいです。
どうやって?:
ただ2人で横になります。お互いを見る姿勢でなく横向きに横になります(以下のイラストのように)
はじめは、
始めは男性が前。
静かに呼吸に意識を向けます。
そして交代して女性が前。
ただし!
なにもしない!ということが重要になります。
この瞑想法は『何もしない』ですから。
顔を見たくなっても振り返らない!腰を動かしたくなる衝動が来ても動かさない!うねりを感じても動かない!
これを3日間〜1週間試してみてください。
時間はそれぞれによって異なりと思いますが、少なくとも30分〜が良いでしょう。
あらかじめ30分の音楽を用意しておくとか、30分後にベルが鳴るようにセットしておくとか(スマホの色気のない目覚まし音はお勧めしません・・・笑)
では良いコロナタイムをお過ごしください。
LOVE and HUG